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こんなフランス語の勉強もあり?

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べつにこんなことしなくても、「オペラ座の怪人」の本っていくらでもあるし、日本人なんだから日本語で書かれた本を読むのが手っ取り早いのは重々承知です。でも、もともとはガストン・ルルーというフランス人作家が、20世紀初めの頃に書いたこの小説の日本語訳を読んでもかなり分かりずらい。したがって原書でそのまま読もうものならどうなるのか・・・考える余地はありません。

そこで、思ったより大きいこの本の登場です。

フランス語の学習者向けの語学本です。平易なフランス語に書き直され、さらに各章が要約されているために非常に読みやすくなっています。しかも、途中途中にはいろ~んな映画の1シーンやイラストなども盛り込まれていて、そのまとまりのなさがビジュアル的に面白い。

各章末にはオペラ座やフランスに関して調べ物をしましょう、との宿題や本文に関する○×問題、ロールプレイをしましょう!とのことでクラスのお友達と読み合わせごっこなど、子供の頃の勉強風景を思わせるものがあります。また、「エリックと侵入者(ここではペルシャ人)との出会いを想像して書いてみましょう」と言った、そんなこと知るか!と言いたくなるような、生徒泣かせの問題が必ず各章末に出てきます。

あえて、このためだけにフランス語を勉強しましょうとは言いませんが取り合えず参考まで。。。


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オペラ 「フィガロの結婚」

先日オペラ「フィガロの結婚」を観ました。
モーツアルトのオペラは有名ですが、その中でも1,2を争うこの有名な作品です。

まず、このオペラは3部作のなかのひとつなのです。
「セビリアの理髪師」⇒「フィガロの結婚」⇒「罪ある母」といった構成になっています。
いわば、アルマヴィーヴァ伯爵夫妻の結婚生活の記録のようなもので、フィガロはどちらかと言えば主役というより名脇役のような存在です。伯爵家とは何の関係もなかったフィガロが、リンドーロ(アルマヴィーヴァ伯爵の偽名)のために知恵を使いロジーナ(伯爵夫人)との縁結びをしたのがきっかけで、伯爵家に仕えそして小間使いの娘スザンナと結婚し、いつしか屋敷では夫婦揃ってなくてはならない存在に。。。サリエリといった感じでしょうか。

「フィガロの結婚」では小間使いのスザンナを狙う伯爵、母子ほどの年齢差のありながらロジーナに近づく一方で庭師の同年代の娘の恋人がいるケルビーノ、フィガロと親子の年の差にも関わらず結婚を狙うマルチェリーナ、ロジーナを子供の頃から後見人として育てながらも結婚したいと望んでいたバルトロ・・・

これらの人々がフィガロとスザンナの結婚式当日に、それぞれの思惑の中でお互いに探りあいをして、右往左往する様子がコミカルに描かれている群像劇で、結局は元の鞘に納まり最後は各カップルが幸せなうちに話は終わります。各幕の終わりには必ず全員が舞台に登場して歌を歌って終わるあたりは、観ていてなんだか安心できます。(なぜか新橋演舞場での、藤山寛美さんのお芝居を観に行ったときのことを、毎回思い出してしまってました)

こうしてみるとテレビもない時代に、オペラが大衆文化であったことはよく分かりますね。

それにしても、人間関係複雑ですね・・・女性同士の嫉妬や、男性同士のさや当て。また年齢差も社会的地位のも構うことなく、堂々とお目当ての相手に迫る姿に逆に”世の中何でもありなんだわ~!”という結論まで引っ張り出せそうです。しかし、あの時代ってこんなこと日常茶飯事だったのでしょうか?違いますか?よく分かりません。

全体的に曲は単純なメロディの繰り返しで聞いていて軽かった(良い意味で)。私にとっては部屋のなかでBGMとしてかけて聞きたいような気が致します。

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